こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
整体院ゆるりでは「自律神経」のケアをとても大切にしています。
でも、自律神経が実際にどんな働きをしていて、私たちの体にどんな影響を及ぼしているのか、わからない人も多いですよね。
この記事では、自律神経の基本的な知識から、乱れた場合に起こる症状、そして整体がどのように自律神経にアプローチできるのかについて詳しく解説します。体や心に不調を感じているときは、早めの相談が大切です!
自律神経とは?基本を知ろう

私たちの体の中で無意識に働く神経、それが「自律神経」です。自律神経は、生命維持のためにとても大切な役割を担っています。まずは基本的な知識を理解しましょう。
自律神経の役割
自律神経の役割は、体内のさまざまな機能が正常に働くように無意識のうちに調整することです。
例えば、以下のような機能は、自律神経によってコントロールされています。
- 心臓の鼓動
- 呼吸のリズム
- 血圧の上昇と下降
- 消化活動
- 体温調整
これらの働きは、私たちが意識しなくても、自律神経が自動的に管理してくれているんです。
自律神経の2つの種類
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つで構成されています。
交感神経は体が活動するときに働き、心拍数を上げたり、呼吸を早めたりして、体を緊張状態に保ちます。日中に仕事や運動などで活動的に過ごせるのは、交感神経が活発に働いているからです。
副交感神経は、逆に心拍を落ち着かせて体をリラックスさせます。副交感神経が優位に働くのは、主に睡眠中。寝ている間に体をしっかりと休息させ、疲労回復させています。
私たちが心身ともに健康な状態を維持できるのは、これら2つの神経がバランスよく切り替わっているからなんです。
自律神経が乱れる原因

体の活動と休息のバランスをうまく調整してくれているのが、自律神経だとわかりましたね。では、どんな原因で自律神経のバランスが乱れてしまうのでしょうか?代表的な原因を3つ見てみましょう。
原因1:ストレス
自律神経が乱れる最も大きな要因は「ストレス」です。ストレスは体や心に大きな負担をかけ、交感神経と副交感神経のバランスを崩しやすくします。
日常生活では、仕事のプレッシャーや人間関係のトラブル、家庭内の問題などのネガティブなストレスを感じる機会がとても多いですよね。気温の変化や騒音など、自分では気がつきにくいストレスもあります。
実は、結婚や引っ越しなどのポジティブな生活の変化や、子どもの進学といった自分と直接の関係がないことも、ストレスにつながるので注意しましょう。
こうしたストレスが積み重なると、交感神経が優位になって、心拍数の増加や血圧の上昇などを引き起こします。長期間にわたるストレスは、副交感神経がうまく働かなくなる原因です。休息を取りたくてもリラックスできず、睡眠の質が低下したり、疲れがとれにくくなったりします。
原因2:生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れていることも、自律神経に影響を与える要因の一つです。特に、夜更かしして不規則な時間に寝ていると、体内時計が狂ってしまい、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
ジャンクフードや偏った食事にも注意が必要です。ビタミンB群やマグネシウムなどが不足すると、神経の働きを鈍らせ、自律神経の調整に悪影響を及ぼします。
乱れた自律神経を整えるには適度な運動が必要ですが、なかなか運動できていない人も多いですよね。運動を全くしないと、血行不良や筋肉の緊張を引き起こし、自律神経がうまく働きません。
原因3:加齢によるホルモンバランスの変化
自律神経の乱れには、ホルモンバランスの変化も深く関わっています。女性はライフステージや年齢に伴うホルモンの変動が大きく、自律神経は加齢の影響を受けやすいです。
特に女性ホルモンが急激に減少する更年期には、副交感神経の働きが低下しやすくなります。怒りっぽくなったり、睡眠がうまくとれなくなったりする心身の不調は、更年期によくあります。
さらに「自律神経は老化する」って知っていますか?加齢とともに体温や発汗などの機能を調整する力が低下するのは、自律神経の老化が原因です。
自律神経が乱れるとどうなるのか?

自律神経のバランスが崩れると、具体的にどんな症状が現れるのでしょうか。体と心に分けて主な症状をご紹介します。
「体」に現れる症状
「休んでも疲れが取れない」「日中も体がだるい」といった症状は、自律神経の乱れが引き起こす代表的な症状です。疲労感や倦怠感が長く続くと、家事や仕事などの日中のパフォーマンスにも影響を及ぼします。
自律神経の乱れは、筋肉が緊張して血行が妨げられることも原因の一つです。「長い間、肩こりや腰痛が良くならない」といった症状も、実は自律神経の乱れによって起きている可能性があります。
睡眠の不調も、自律神経の乱れで起きる症状の一つです。「ベッドに入ってもなかなか寝付けない」「「眠りが浅くて途中で目が覚めてしまう」といった状態に悩んでいる場合には、自律神経が乱れていると考えられます。
これらの症状は、夜に副交感神経がうまく働かないことで引き起こされています。
「心」に現れる症状
自律神経の乱れは、心にもさまざまな症状を引き起こすので要注意!特に理由もないのにイライラしたり、ちょっとしたことに過剰に反応したり、感情をうまくコントロールできず、不安感に襲われてしまいます。
こうした不安定な心理状態は、必要以上に交感神経が働いて、副交感神経の働きをおさえてしまうことが原因です。
「気分が落ち込む」「やる気が出ない」といったうつ症状にも注意しましょう。自律神経が乱れると、脳や神経系がうまく機能しなくなり、うつ症状を引き起こす可能性があります。
うつ症状を長期間にわたって放置すると、日常生活や人間関係にも大きな影響を及ぼします。
乱れた自律神経を改善する方法

「自律神経の乱れが原因で不調が起きている」とわかっても、改善方法がわからなければ対処できません。乱れた自律神経を整えるために、自宅でもできる簡単なケア方法や整体でできることについてご紹介します。
自宅でできるセルフケア
自律神経を整えるためには、日常生活で簡単にできるセルフケアも取り入れましょう。首や肩、背中の筋肉をほぐすストレッチや腹式呼吸がおすすめです。過剰に働く交感神経を落ち着かせ、副交感神経が正常に働くようになります。
デスクワークの途中や長時間スマホを使った後は、首をゆっくり前後左右に動かしたり、肩を上げ下げしたりして、緊張した筋肉をゆるめましょう。血流が促進され、リフレッシュ感が得られます。
リラックスしたいときは、腹式呼吸をしてみてください。鼻からゆっくりと息を吸いながらおなかを膨らませ、口からゆっくり息をはきながら、おなかをへこませます。
1回を10秒ほどかけて行い、5〜10回繰り返すと、だんだんと心と体が落ち着いていきます。
整体院でできる自律神経の改善法
体の表面を施術する整体でも、自律神経の改善が目指せます!
私たちの体にはさまざまな神経が通っていて、特に背骨には脊柱管(せきちゅうかん)という自律神経の通り道があります。背骨がゆがむと、この神経の通り道が妨げられて自律神経がスムーズに働かないため、整体でゆがみを整えることが大切なんです。
自律神経の正常な働きには、血流やリンパといった体液の流れも関係しています。整体の施術では、体液の循環も改善させていくため、徐々に自律神経がうまく働くようになります。
困ったら早めにプロに相談しよう
「自分ではどうしようもない」と思ったら、プロに相談するのが一番です!自己判断だけではうまく対処できない場合でも、プロが適切なケア方法を提案してくれます。
整体院ゆるりでは、体のゆがみを整えて血行の改善や筋肉の緊張をほぐすのはもちろん、内臓や脳の機能の改善も目指します。施術中の頭蓋調整は、ゆるり独特の施術です。
頭蓋調整には、ホルモンの分泌をコントロールする脳の機能を活性化させる目的があります。体の機能をつかさどる脳を活性化すれば、心も体も元気に過ごせるようになりますよ。
心や体の不調は自分だけで抱え込まずに、適切なタイミングで専門家の施術とアドバイスを受けましょう。
自律神経は健康のキホン!

私たちの健康に自律神経が大切な役割を果たしていることがわかりましたか?
自律神経が崩れると、疲れやすくなったり、イライラしたり、心と体にさまざまな悪い影響をもたらします。
心も体も健康的に過ごすためには、ストレッチや呼吸法などの簡単なセルフケアを取り入れてみてください。症状の改善がみられなかったり、自分では対処できない場合には、早めにプロに相談してくださいね。
体や心の不調で気になることがあったら、気軽にLINEで『ゆるり』へご相談ください!