こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
「なんだか毎日ずっと疲れている…」「しっかり寝ても疲れが取れない…」そんな慢性的な疲れに悩んでいませんか?疲れが抜けない状態が続くと、日常生活にも支障が出る可能性があります。
この記事では「慢性疲労」の特徴や原因、具体的なケア方法について詳しく解説します。
慢性疲労の原因は、睡眠の質の低下やホルモンバランスの乱れ、ストレスによる自律神経の乱れなど、さまざまです。そのまま放置するとさらに深刻な不調につながることも。
すぐに実践できるケア方法も紹介するので、この記事を参考に、疲れにくい体を目指しましょう!
「慢性疲労」とは?放置するとどうなる?

慢性疲労とは、十分に休んでも回復しない長期間続く疲れを指します。具体的な特徴や一時的な疲れとの違い、悪化するとどうなるのかについて見てみましょう。
慢性疲労の特徴
慢性疲労の特徴は以下の3つです。
- 十分に休んでも疲れが取れない
- 体がだるく、常にエネルギー不足
- 集中力が低下し、頭がぼんやりする
疲れが取れない状態が数週間〜数か月以上続くと、慢性疲労の可能性が高いと言えます。
慢性疲労と似た症状を引き起こす病気に、甲状腺の疾患があります。代表的なのは「バセドウ病」と「橋本病」です。
「バセドウ病」は、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって代謝が活発になり、動悸や発汗、疲れやすさ、喉の腫れなどを引き起こします。「橋本病」は、甲状腺の機能低下によって倦怠感や体のだるさ、冷えなどの症状が現れる疾患です。
慢性的な疲労を感じる場合は、病気が隠れている可能性もあるため、医療機関での診察も検討しましょう。
慢性疲労と一時的な疲れの違い

「疲れたな…」と感じても、一晩眠るだけで回復するかどうかが一時的な疲れと慢性疲労の大きな違いです。
一時的な疲れは、仕事や運動などで体を使った後に感じ、適切な休息を取れば自然と回復します。しかし、慢性疲労は十分な睡眠や休息をとっても、数週間〜数か月以上回復しません。
慢性疲労は、体だけでなく、心や脳の働きにも影響を与えます。集中力の低下や肩こり、冷え、胃腸の不調などの根本原因が慢性疲労だったというのは、実はよくある話です。
慢性疲労を放置すると、より深刻な健康問題につながる可能性もあります。
慢性疲労を放置すると起きるリスク
慢性疲労を「ただの疲れ」と思い放っておくと、以下のような健康リスクがあります。
- 免疫力の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の乱れ
- 頭痛やめまい
- 気分の落ち込み
慢性疲労が悪化すると「慢性疲労症候群」と診断されるケースもあります。「慢性疲労症候群」は、極度の疲労が6か月以上続き、日常生活に支障をきたすほどの症状を伴う病気です。
わずかな動作でも強い疲労を感じたり、睡眠をとっても極度の疲れが取れなかったりします。症状が重くなると外出が困難になり、日常生活にも影響を与えるため、早めの対応が必要です。
他にも、バセドウ病などの甲状腺疾患や精神疾患など慢性疲労は幅広い疾患のきっかけになる場合があります。
「ちょっと疲れているだけだし大丈夫か」と軽視することなく、しっかり慢性疲労を解決することが大切です。
慢性疲労の3つの原因

慢性的な疲れには、いろいろな原因が関係しています。代表的な原因を3つご紹介します。
睡眠の質の低下
質の良い睡眠は、疲労回復のために欠かせません。しかし、現代ではストレスや生活習慣の乱れによって睡眠の質が低下し、慢性疲労につながるケースが多くあります。
十分な睡眠時間を確保していても、眠りが浅い状態が続くと体の回復が追いつかず、疲れがなかなか抜けません。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝起きてもスッキリしないといった傾向がある場合、睡眠の質が低下している可能性があります。
特に40代以降は、ホルモンバランスや自律神経の乱れなどの要因によって、睡眠の質が低下しやすくなります。就寝前にリラックスできる習慣を意識し、疲労回復しやすい睡眠環境を整えましょう。
≫ 40〜50代で急増する不眠の原因とは?自律神経を整えて眠れる体に
ホルモンバランスの乱れ

ホルモンは、体のさまざまな機能を調整する役割を持っています。疲労回復に関係するホルモンが乱れると、体の回復力が低下し、慢性的な疲れにつながります。
代表的なものは、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)や成長ホルモンです。コルチゾールが過剰に分泌されると、自律神経が乱れ、疲れやすくなります。成長ホルモンの分泌が減ると、寝ても疲れが取れず、疲労が蓄積しやすくなります。
女性の場合、更年期に女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することも、疲れを感じやすくなる原因です。「更年期疲労」とも呼ばれ、自律神経の乱れが主な原因と考えられています。
栄養バランスの取れた食事や質の良い睡眠、適度な運動を取り入れ、ホルモンの分泌を安定させましょう。
ストレスなどによる自律神経の乱れ
自律神経は、私たちの体を無意識のうちに調整しています。自律神経を構成する交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、慢性疲労につながります。
特に自律神経の乱れを引き起こしやすいのが、ストレスです。ストレスが増えると交感神経が優位になり、体が常に緊張状態に置かれます。体に疲労がたまりやすくなるだけでなく、休息や回復を促す副交感神経が働きにくくなるため、疲労回復も妨げられます。
ストレスの原因はさまざまですが、現代ではスマートフォンやパソコンの使用による情報過多も要因の一つです。脳が常に刺激を受けていると、副交感神経がうまく働かず、リラックスできません。
自律神経の乱れを改善するためには、深呼吸や軽い散歩など、リラックスできる習慣を取り入れましょう。
慢性疲労を改善するためのケア方法

慢性疲労を改善するには、生活習慣を見直したり、整体などの専門的なケアを活用したりするのが効果的です。
疲労回復を助ける食事と栄養素
慢性疲労を改善するためには、以下の栄養素を積極的に摂りましょう。
- ビタミンB群
- ビタミンCやE
- 鉄分
ビタミンB群は、エネルギー代謝をサポートする栄養素です。豚肉や卵、大豆製品に多く含まれ、疲労回復を助けます。抗酸化作用のあるビタミンCやEを含む野菜や果物もおすすめです。
鉄分が不足すると、体内の酸素供給が滞り、疲れやすくなります。レバーやほうれん草などの鉄分を含む食材を意識的に取り入れましょう。
カフェインや糖分の多い食品は一時的に元気になったように感じても、その後急激にエネルギーが低下し、かえって疲れやすくなります。代わりにハーブティーやナッツなどの栄養価の高い食品を取り入れましょう。
自律神経を整える生活習慣

慢性疲労の改善には、自律神経のバランスを整えることが大切です。特に睡眠の質を高めると、自律神経を整えやすくなります。
睡眠で重要なのが「ノンレム睡眠」。ノンレム睡眠は深い眠りの状態で、脳と体の疲れを回復させる働きがあります。質の高いノンレム睡眠をとるには、寝る前の習慣を見直しましょう。
就寝の1時間前にはスマートフォンの画面を見るのを控え、リラックスできる環境を整えてください。ぬるめのお風呂に浸かると副交感神経が働きやすくなり、自然と眠気が訪れます。
起床後すぐに太陽の光を浴びれば、体内時計がリセットされ、自律神経のリズムが整いやすくなります。
整体でできる慢性疲労へのアプローチ
慢性疲労の改善には、整体によるケアも効果的です。整体では、筋肉や関節のバランスを整えることで血流やリンパの流れを促進し、体の回復力を高めます。慢性疲労の原因である自律神経の乱れの改善にも役立ちます。
姿勢のゆがみは、体に余計な負担をかけ、慢性的な疲れを引き起こす原因です。整体で骨盤や背骨のバランスを整えると、筋肉の緊張を和らげ、無駄なエネルギー消費を抑えることが可能です。姿勢が整えば、呼吸も深くなり、自律神経が安定していきます。
整体の施術は副交感神経を優位にし、体をリラックスさせます。慢性疲労の多くは交感神経の過剰な働きによって引き起こされるため、整体で心身をほぐしましょう。
【まとめ】慢性疲労を防いで健やかな毎日を

慢性疲労は、しっかり休んでも回復しない長期的な疲れです。放置すると心身の不調を引き起こし、日常生活にも支障が出ることがあります。
質の低い睡眠やホルモンバランス・自律神経の乱れなどが、慢性疲労の主な原因です。バランスの取れた食事や質の良い睡眠、整体などのサポートを活用しながら、疲労をため込まない生活を心がけましょう。
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