こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
「腸は第二の脳」と呼ばれるのを知っていますか?この2つは密接に関わっていて、腸内環境が悪くなると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、免疫力の低下や不安感など、体と心にいろんな不調が出てくるんです。
この記事では、腸と脳がどのようにつながっているのか、驚きのメカニズムをわかりやすく解説します。腸内環境を整えるために、簡単にできる3つのケア方法もご紹介するので、日常生活に取り入れてみてください。
ちょっとした工夫で心も体も健康になれるヒントが見つかります。腸の健康を意識して、毎日をもっと快適に過ごしましょう!
腸と脳はつながっている!驚きのメカニズム

腸と脳は「腸脳相関」という仕組みを通じて、お互いに影響を与え合っています。腸は単に消化を行うだけではなく、たくさんの神経細胞によって脳と情報をやり取りしているんです。腸脳相関のメカニズムと役割について詳しく見てみましょう。
腸と脳がつながる「腸脳相関」とは?
「腸脳相関」とは、腸と脳が互いに影響を与え合う関係のことを指します。緊張や不安を感じたときにお腹が痛くなった経験はありませんか?これは、ストレスを感じた脳が腸にその情報を送ったために起きています。
でも実は、腸も脳にたくさん情報を送っているんです。腸内環境が悪くなると「迷走神経」という通り道を使って脳に情報を伝え、気分が落ち込んだり不安を感じさせたりします。
「お腹が空いた」と感じるのも、腸が出すホルモンが、脳に空腹感を知らせているからです。
さらに驚きなのは、腸は脳からの命令がなくても動ける独自のネットワークを持っていること。これが、腸が「第二の脳」と呼ばれる理由です。
幸せホルモンの9割以上は腸で作られる
「幸せホルモン」として知られるセロトニンは、90%以上が腸で作られています。これも、腸脳相関の一種です。腸は単なる消化器官ではなく、ホルモンを作り出す場所でもあるのです。
セロトニンは、気分を安定させたり、ストレスを軽減したりする役割を持っています。腸内環境が整っていると、セロトニンがスムーズに分泌され、ストレスに強く、前向きな気分を保ちやすくなります。逆に腸内環境が乱れると、セロトニンの分泌が低下し、不安感やイライラを増やす原因です。
もう一つの幸せホルモンであるドーパミンも、腸で約50%が生成されると言われています。健康な腸内環境がドーパミンの生成を助け、私たちの元気で活力ある生活を支えてくれています。
腸内環境が乱れるとどうなるの?

腸内環境が乱れると体と心にさまざまな影響が現れますが、具体的にどのような状態を引き起こすのかについて見てみましょう。
免疫力が低下する
驚くべきことに、体の免疫システムの約70%が腸に集まっているとされています。腸内にあるのは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つ。善玉菌は腸内環境を整え、逆に腸内環境を悪化させるのが悪玉菌です。日和見菌は、腸内の状況によって善玉にも悪玉にもなります。
健康維持には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスよく存在している必要があります。偏った食生活やストレス、睡眠不足などが原因で悪玉菌が増えると、バランスが崩れ、免疫力の低下につながります。
免疫力の低下による影響は、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけではありません。アトピーなどのアレルギー症状が悪化したり、肌トラブルが起きやすくなったりすることもあるんです。
不眠や気分が不安定に

不眠や気分の不安定さも、腸内環境の乱れが原因の可能性があります。腸内で作られるセロトニンは、精神を安定させる役割を持ち、睡眠を促すメラトニンの材料です。腸内環境が悪化してセロトニンの分泌が減少すると、気持ちが不安定になるだけでなく、メラトニンも不足して不眠につながります。
腸内での悪玉菌の増加も、睡眠の質を低下させる要因です。悪玉菌が増加すると、消化不良になったり腸内にガスがたまりやすくなったりして、体内のストレスホルモンを増加させ、睡眠の質を低下させてしまいます。
睡眠不足や睡眠の質の低下は、自律神経の乱れも引き起こします。自律神経の乱れは、気分の浮き沈みや疲労の蓄積につながる要因です。質の高い睡眠や気分を安定させるには、腸内環境の改善がとても大切です。
自律神経が乱れやすくなる
腸を含む多くの臓器は、自律神経と密接に関係しています。自律神経は交感神経と副交感神経で構成され、呼吸や消化などをコントロールする重要な神経です。
交感神経が優位になると体全体が活発に動きますが、胃や腸などの消化器官は、逆に動きが鈍くなる傾向があります。そのため便秘や消化不良は、交感神経が過剰に働きすぎることが原因の一つです。
自律神経が乱れることで、「便秘が続いてしまう」「最近胃もたれしやすくなった」さらには、「寝付きが悪くなった」など、腸内以外にも様々な影響が出てきてしまいます。
腸内環境が乱れると、自律神経も乱れ、自律神経が乱れると、体のいたる所に不調が現れてきてしまうことも。
より自律神経について詳しく知りたいならこちらを御覧ください。
»【自律神経の基本を解説】整体との関係とは?
腸をケアする3つの簡単な方法

腸内環境を整えると、心も体も健康に過ごしやすくなります。簡単に取り入れられる腸ケアの方法をご紹介します。
食物繊維が豊富な食品で善玉菌を増やす
腸内の環境を整えるには、食物繊維を積極的にとりましょう。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内細菌のバランスを整えます。免疫力を高める働きがある善玉菌は、体の健康維持に役立ちます。
食物繊維が豊富に含まれる食品は、野菜や果物、玄米、豆類などです。特に、切り干し大根や乾燥ひじき、干ししいたけには食物繊維がたくさん含まれています。白米を玄米に置き換えるのもおすすめです。
食物繊維は水分を含むことで腸を刺激し、便通を促します。毎日適量をとれば、腸内だけでなく全身の調子も整いやすくなります。食物繊維を意識的に摂取して、腸内細菌をバランスよく保ちましょう。
発酵食品から乳酸菌をとる

発酵食品に含まれる乳酸菌も、腸内の環境を整えるために欠かせない存在です。乳酸菌は腸の中で善玉菌を助け、悪玉菌が増えるのを抑える働きがあります。その結果、腸の機能が向上し、免疫力アップが期待できます。
代表的な発酵食品は、ヨーグルトや納豆、キムチ、みそ、漬物などです。スーパーなどで手軽に入手でき、日々の食事にも取り入れやすい食品です。朝食にヨーグルトを食べたり、食事の1品に漬物を加えたりしてみましょう。
1品だけをたくさん食べるという方もいますが、あまりおすすめできません。様々な種類の乳酸菌が腸内にいるほうが望ましいため、色々な食材から少しずつ摂取することが大切です。発酵食品は、加熱しすぎると乳酸菌が減少するため、できるだけ生で食べてください。
1日2Lを目安に水を飲む
1日2Lを目安に水を飲むと、腸内環境をととのえやすくなります。水分が不足すると、腸内の動きが鈍くなって便秘や消化不良を引き起こします。腸の機能を正常に保つためには、十分な水分摂取が欠かせません。
起床後や食事の前後に水を飲むと、腸の働きが活発になりやすいです。こまめな水分摂取は、自律神経を整えるのにも役立ちます。血液の循環が良くなり、体の代謝を高め、疲れにくい体づくりにつながります。
水だけでなく、ハーブティーや麦茶など、カフェインが少ない飲み物を選ぶのもおすすめです。カフェインやアルコールは腸を刺激することがあるため、控えめにしましょう。
【まとめ】腸を整えて心身の健康を手に入れよう!

腸は、脳と密接に関係しており、心と体の健康を支える重要な器官です。単なる消化器官ではなく、ホルモンを作り出したり、腸内のさまざまな情報を脳に伝えたりしています。
腸内環境が乱れると、免疫力の低下や不眠といった心身の不調が現れるため、注意しましょう。腸内環境を改善するには、食物繊維や発酵食品を積極的に摂取し、十分な水分補給を心がけてください。
自律神経の調整を助け、内臓機能の改善を目指すオステオパシー整体も効果的なアプローチです。腸内環境を意識して、心身ともに健康的な毎日を手に入れましょうね!
腸の働きが悪くてお悩みの方は、お気軽にゆるりへ「LINE」でご相談ください。