「整体を受けたのに、なんだか不調…」そんな経験ありませんか?
それ、実は「好転反応」といって、回復に向かうサインのひとつです!
この記事では、「好転反応」が一体どのようなものなのか、詳しく解説していきます。
合わせて、好転反応が出やすいタイプや、対策方法もご紹介!
好転反応について知ることで、整体後の不安が軽減されます。
ぜひ参考にしてくださいね!
スイッチON!整体後に起こる4つの回復サイン
整体後、「なんだか体がだるい」「頭が重い」「逆に痛みが出た」と感じることがあります。
これらの不調は好転反応と呼ばれており、体が悪い状態から良い状態へと変化する過程で一時的に現れる不調のことです。
整体後に現れる好転反応には、大きく分けて4つの回復サインがあります。
「なんだか体が重い」「肌が荒れた」など、整体後の不調に悩んでいる方は、自分がどれに当てはまるのか、ぜひチェックしてください。
それぞれの反応を詳しくみていきましょう。
弛緩反応(しかんはんのう) だるさや眠気は回復スイッチ!

整体後に「だるい」「眠くてしょうがない」となるのは、弛緩反応(しかんはんのう)。
これは、交感神経から副交感神経へと切り替わり、体が“休もう”としている反応です。
毎日、仕事や家事を精一杯頑張っている方に出やすく、「急に強い眠気におそわれた
」「帰宅後、ぐったりして動けなかった」などの反応が現れます。
眠気やだるさは、体が修復に集中しているサインです。
「今まで頑張ってきた証拠だ」と自分を褒めてあげてくださいね。
弛緩反応(しかんはんのう)が出ている間は、ゆっくり過ごすよう、意識することが大切なポイントです。
過敏反応 かゆみや痛み 滞っていた流れが動き出した証

過敏反応が現れると、血流や神経の流れがよくなったことで、かゆみやピリピリした痛みを感じます。
今まで感じにくかった感覚が戻ると、一時的に敏感になっていることも考えられます。
ですが、過敏反応は数日で落ち着くことがほとんどです。
「流れが良くなってきたんだな」と、自分の体をやさしく見守ってあげましょう。
また、どうしてもかゆみや痛みが我慢できないときは、皮膚科など医療機関に相談することをおすすめします。
排泄反応 肌荒れや発汗!体内の毒素をリセット

排泄反応は、「デトックス反応」とも呼ばれ、体の中がきれいになる嬉しい反応です。
整体によって代謝が活発になると、体は溜め込んでいた老廃物を外に出そうとします。
その過程で、肌荒れ・ニキビ・便通の変化・発汗などが起こることも。
施術後に、「吹き出物ができた」「汗をかきやすくなった」「トイレが近くなった/便のニオイが変わった」など感じる方は多いと思います。
リセットされた後は、お肌がツヤツヤしてくる期待も持てますよ。
反応が出ている途中は、不快に感じるかもしれませんが、これは体内クリーニング中。
水分をたっぷりとって、老廃物の排出をサポートしてあげましょう。
回復反応 「ぶり返し」は回復のサイン!体が整う前の大切なプロセス

回復反応は、一度よくなったと思った不調が、ぶり返して現れる好転反応。
良くなったと思ったのに、「一度消えた肩こりがまた少し戻ってきた」「不調が良くなったり悪くなったりしている」となると、落ち込むのはしかたないことです。
でもそれは、体が深い部分から順に回復している証拠なので安心してください。
ぶり返しの反応が終わる頃には、前より体調が良くなったと実感できる方が多くいます。
体が変わろうと反応し、頑張ってくれているサイン!
焦らずに、ゆっくり経過をみましょう。
なぜ私だけ?好転反応が出やすい人の共通点

整体を受けたあと、さまざまな困りごとが現れると「どうして私だけ…?」と不安になる方も少なくありません。
実は、好転反応が出やすい人には、主に3つの共通点があります。
これは「体のクセ」や「心の状態」が強く影響しており、その分、回復のスイッチが入りやすいとも言える状態です。
以下の3タイプに当てはまる方は、好転反応が出やすいタイプ。
自分に当てはまる項目がないか、チェックしてみてくださいね!
1.ストレスや疲れをため込みやすい人
ストレスがたまりやすく、疲れている人は、好転反応が出やすいタイプです。
ストレスを感じる方は、「家事も仕事も休むのが苦手」「言いたいことを言えずに抱え込みやすい」など、”頑張りやさんタイプ”の方が多いです。
当てはまった方は、整体で副交感神経が働き始めると、一気に緊張がゆるみ、反動で眠気や感情の揺れが出やすい傾向があります。
施術後は、何もしない時間を意識的に作り、リラックスして過ごしてみてください。
2.体が冷えている人や慢性的なコリ・不調がある人

「手足やお腹が年中冷えている」
「肩や首、腰にいつもある痛みがある」
「生理痛や便秘、胃腸の不調が慢性的」
このようなお悩みは、女性に多いですよね。
実は血のめぐりが悪く、体温が低めの人は、整体を受けたあとにだるさ・頭痛・吐き気・眠気などの反応が出やすい傾向に。
これは、長い間滞っていた血流が急に良くなることで、体がビックリするからです。
特に冷えやコリが何年もたまっていた人ほど、変化を強く感じることも。
また、更年期の時期や自律神経のバランスが乱れているときは、ホルモンの変化やストレスの影響で体温調節がうまくできず、冷えやだるさが強く出やすくなります。
反応が出たら、「整い始めてるサイン」と思って、あたたかくしてゆっくり休んでください。
更年期について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
更年期に自律神経が乱れるのはナゼ?不調の原因と対策
自律神経についてはこちらを参考にしてください。
【自律神経の基本を解説】整体との関係とは?
3.初めて整体を受けた or 長く間が空いていた人
今まで一度も整体や、マッサージを受けたことがない方や、何年も施術を受けてなかった方は、好転反応が出やすくなります。
これは、固まっていた筋肉や関節、神経系が一気に動き出すからです。
好転反応をなるべく軽くしたい方は、初回の施術は軽めにしてもらいましょう。
また、2~3回は継続して体の反応を見ながら整えていくのがおすすめです。
初回でじっくりカウンセリングしてくれる整体院を選ぶことも重要ポイント!
整体院選びのコツをもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
その整体あなたに合ってますか?女性の体にやさしい整体院の選び方
「このだるさ、どうしたらいい?」好転反応との上手な付き合い方

ここまで、好転反応は体が整い始めたサインであることを解説しました。
とはいえ、困りごとが長く続くと、不安でツラいですよね。
大切なことは、回復のプロセスと上手につき合うこと!
この項目では、心と体を整えるための、3つの具体的な方法をご紹介します。
好転反応の時期を、なるべくラクに過ごすヒントになれば嬉しいです。
1.焦らず休むことも回復のうち

だるさや眠気が出たときにも「動かないとダメ」と思ってしまう方は、焦らず休むことが大切です。
体が「回復モード」に入っているときに無理をして動くと、体への負担がかえって大きくなることがあるからです。
「休む」ことは施術の一部と考えて、自分を甘やかす時間を作ってくださいね。
休むことが苦手な方は、以下の対策を意識してみてください。
◆対策案
- 横になって目を閉じるだけでもOK。深呼吸して体を休める
- 「何もしない日」を意識的に作る(スケジュールを空ける)
- 静かな音楽や自然の音を聞いて、心を緩める
以下は、オススメの心が落ち着くヒーリングミュージックです!
ボーっとしながら流すと、気持ちが落ち着きやすくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=HvAHmVV5DmI
Maximumgroove 心が落ち着く音楽 と美しい風景 ~究極の癒し~432Hz α波 精神の安定 欝改善 睡眠用BGM etc…ヒーリングミュージック
「脳を休ませる=情報を減らす」ことです。
静けさやゆるやかな刺激を取り入れることが、ツラさを軽減することにつながります。
自分に合った、ホッとできる時間をつくってあげましょう。
2.水分・温め・睡眠が最大の味方

整体のあとは、水分補給・体の保温・良質な睡眠がとても大切!
体は老廃物を外に出そうとしたり、お腹や神経の働きを整える動きが活発になるからです。
整体を受けたあとは、「白湯や常温の水を1日1.5〜2Lを目安にこまめに飲む」
「お腹や首元をカイロや湯たんぽで温める」「寝る前のスマホを控えて、7〜8時間の睡眠を確保する」、この3点をやってみましょう。
毎日の生活に取り入れることで、好転反応が少しラクになります。
スマホと睡眠の関係についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
寝ながらスマホの悪影響とは?快眠のための改善法を解説
3.困りごとが長引く場合は、迷わず相談を

好転反応は通常、数時間〜長くても3日程度で落ち着くことが多いです。
もしも不調が長引いたり、痛みなどの反応が強すぎると感じたら、我慢せずに相談しましょう!
施術内容の調整や、他の原因が隠れている可能性もあるため、プロの判断を仰ぐことが大切です。
困りごとが続いている方は、今とても不安だと思います。
一人で悩まず、このあとに紹介する内容で対策してみてください。
◆ 対策案
- 整体師に現在の状態を具体的に伝える
- 気になる不調について、家族や友人に話しておく(変化に気づいてもらいやすくなる)
- 困りごとが不安なときは、医療機関の受診も検討する
生活の中で「いつもと違うな」と感じたことを思い出してメモにしておくと、相談がスムーズに進みます。
記録が苦手な方でも、「ちょっと変だった日」を覚えておくだけでもOK!
無理せず、一人で抱えこまないことが大切です。
【まとめ】 好転反応は回復への道のり!対処方法でのんびり過ごそう

好転反応には「弛緩反応」「過敏反応」「排泄反応」「回復反応」の4つのタイプがあります。
また、反応が出やすい方には共通点があることを解説しました。
好転反応の時期は、ご紹介した対策方法をして、のんびり気長にお過ごしくださいね。
ご紹介した対策でも好転反応が軽減されないときは、お気軽にゆるりに『LINE』でご相談ください。