こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
40代後半あたりから「なんだか体がだるい」「イライラしやすい」などの不調を感じることはありませんか?
一般的に閉経を挟んだ前後5年間(45歳〜55歳頃)を更年期と呼び、多くの女性が体や心に不調を経験します。更年期に起きる不調の大きな原因が「自律神経の乱れ」です。
この記事では、更年期と自律神経の関係や更年期によって体と心に起きる不調、対策方法について詳しく解説します。
自分に合ったケア方法を見つけて、ツラい更年期を少しでも楽に過ごしましょう!
更年期に自律神経が乱れる理由

自律神経は、私たちの体と心を健康に保つために、重要な役割を果たしています。まずは、更年期と自律神経の関係や更年期の不調を悪化させる要因を知りましょう。
女性ホルモンの減少が自律神経の乱れを引き起こす
更年期に入って自律神経が乱れやすくなるのは、女性ホルモン「エストロゲン」の急激な減少が大きな原因です。女性ホルモンのバランスが崩れることで脳の視床下部が混乱し、自律神経の働きにも影響をおよぼします。
エストロゲンは、脳の視床下部の指示を受けて、卵巣から分泌されるホルモンです。更年期になると卵巣の機能が低下し、脳が「ホルモンを出して」と指示を出しても、エストロゲンが十分に分泌されません。その結果、脳が混乱して、自律神経のバランスが崩れます。
さらに、エストロゲンは精神を安定させる働きを持つ幸せホルモン「セロトニン」の分泌にも関係しています。エストロゲンの減少に伴うセロトニンの機能低下も、更年期に不調が起きる原因の一つです。
更年期の自律神経トラブルを悪化させる要因

更年期に起きやすい自律神経の乱れをさらに悪化させる要因を3つ紹介します。
1. ストレスや過労
ストレスや過労により、更に自律神経のバランスを崩し、副腎からのホルモン分泌にも影響を及ぼします。これにより、さらに更年期特有の問題が強く現れる可能性が高まります。
さらに、長期間による高ストレス状態は早期更年期を引きおこし、自然閉経の時期を前倒しにする可能性が高まります。
2. 生活習慣の乱れ
不規則な生活や睡眠不足は、自律神経の乱れを加速させる要因です。特に夜更かしや寝不足、偏った食事、運動不足は、更年期の不調を悪化させます。
3. カフェインやアルコールの飲み過ぎ
コーヒーやお酒の飲みすぎにも注意が必要です。カフェインは交感神経を刺激し、リラックスしにくくなります。アルコールも寝つきを悪くし、自律神経の調整を妨げます。
更年期と自律神経失調症との違いは?
更年期の症状と自律神経失調症はどちらも自律神経の乱れによって起きる不調ですが、原因や特徴に違いがあります。
更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が主な原因です。40〜50代にかけて症状が現れやすく、閉経後、ホルモンバランスが安定するとともに落ち着きます。
自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れ、過労などが原因となります。年齢や性別に関係なく発症し、頭痛や倦怠感、不安感などが長期間続きます。原因が多岐にわたるため、生活習慣の見直しやストレス管理が重要です。
自律神経の乱れで更年期に起きる不調とは?

更年期による自律神経の乱れは、体と心にさまざまな影響を与えます。
更年期によるカラダの不調
代表的な症状は、のぼせやほてり、異常な発汗などの「ホットフラッシュ」です。自律神経が乱れ、血管の拡張と収縮がうまく調整できなくなることによって起きます。「またホットフラッシュが出るんじゃないか」と不安になって、外出を避けるようになると、ストレスにつながります。
逆に、冷えを感じたり、手足の先が冷たくなったりする人も多いです。
»40代以降の冷えの原因とNG行為とは?
動悸やめまい、耳鳴りも更年期による症状です。自律神経が不安定になり、心臓や血圧の調整がうまくいかなくなることが関係しています。
睡眠の質の低下も更年期の不調の一つ。寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりすると、日中の集中力や活動量にも影響を与えます。
更年期によるココロの不調
更年期には、理由もなく不安を感じたり、気分が落ち込みやすくなったりします。女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで、気分や感情をコントロールする脳内の神経伝達物質が影響を受けていることが原因です。
イライラしやすくなるのも、更年期の症状の特徴。今までは気にならなかった小さなことに怒りを感じたり、人間関係のストレスが増えたりします。
更年期の影響で睡眠の質が低下しやすくなると、日中の気分が不安定になり、疲れを感じやすくなります。
更年期の自律神経ケアにおすすめの方法

更年期の不調を和らげるためには、自律神経を整える生活習慣を意識しましょう。整体などの専門的なケアを取り入れるのもおすすめです。
リラックス習慣でストレスを軽減
更年期の自律神経の乱れを和らげるには、意識的にリラックスして、副交感神経を働かせる時間を増やしましょう。忙しい毎日の中で緊張が続くと、交感神経が過剰に働き、不調が悪化しやすくなります。
まずは、深呼吸や軽いストレッチから始めてみてください。深くゆっくり息を吐くことで、自律神経が整い、気持ちが落ち着きやすくなります。ぬるめのお風呂にゆっくりつかるのも効果的です。38〜40度の湯に15分ほど入ると、副交感神経が優位になり、ストレスが軽減しやすくなります。
更年期には、1人で頑張りすぎず、人に頼ることも大切です。家族や友人に「更年期で少ししんどい…」と伝えてみるだけでも気持ちが軽くなります。負担を抱え込まず、自分に優しくしてくださいね。
食事から自律神経をサポート

更年期の自律神経の乱れを整えるには、日々の食生活も見直してみましょう。バランスの取れた食事を意識すると、心身の不調の軽減につながります。
神経の安定に関わる「ビタミンB群」を含む食品を積極的に食べましょう。玄米や大豆、卵、豚肉などに多く含まれており、エネルギー代謝を助け、自律神経の働きを整えます。
カルシウムやマグネシウムも、神経の興奮を抑え、リラックスを促す働きがあります。小魚やナッツ類、海藻などを意識的に食べてみてください。
整体で自律神経を整える
自律神経の乱れの改善には、整体での施術もおすすめです。整体では体のゆがみを整え、血流やリンパの流れを良くし、自律神経が正常に働くように助けます。
特に「オステオパシー整体」なら、筋肉だけでなく内臓や脳機能の調整を通して、自律神経が本来の働きを取り戻すようにサポートが可能です。
»オステオパシー整体で得られる効果とは?自律神経の不調に効く理由
内臓へのアプローチによって代謝や消化などの機能を改善し、体が本来のリズムを取り戻しやすくなります。脳への穏やかな刺激は、リラックスの促進と心身のバランス調整に役立ちます。
定期的に整体でのケアを続ければ、更年期の慢性的な不調の改善や予防にもつながります。整体師と相談しながら、自分に合ったケア方法を見つけましょう。
【まとめ】更年期でも自律神経を上手に整えよう

更年期になると、多くの女性がホルモンバランスの変化に伴う自律神経の乱れに悩まされます。異常な発汗や手足の冷え、ささいなことでイライラを感じやすいと思ったら、生活習慣や食事を見直したり、整体の施術を取り入れたりしてみましょう。
意識的にリラックスする時間を作り、自分に優しくすることも大切です。自分に合ったケア方法を見つけ、無理なく続ければ、更年期とうまく付き合いやすくなります。
更年期の不調にお悩みの方は、お気軽にゆるりに『LINE』でご相談ください。