こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
ホームページのプロフィールを詳しく読んでくれた方はご存知かもしれませんが、私は社会人になりたての頃かなり無理をしていました。
平日に仕事を終えて帰宅するのはいつも夜遅く。そこから趣味の時間を楽しんで、寝るのはいつも深夜12〜2時頃でした。たった4時間ほどの睡眠しか取れていないけど「電車で寝ればいいや〜」と軽く考えていました。
そんな平日の過ごし方だから、疲れが溜まって休日は午後まで寝ているなんてこともしょっちゅう…。
でも、そんな生活を続けて1年もたたないうちに、アトピーで体を壊しました。もちろん睡眠だけが原因ではありませんが、この生活スタイルが大きな要因の1つだと確信しています。
私は施術後に「よく寝てくださいね」と言いますが、これは心からの本音です。睡眠の正しい質と量をちゃんと取れば、体調はかなり改善できると思っています。
この記事を読んでくださっているあなたが私のように苦しまないために、睡眠の大切さをお伝えします!
睡眠は自律神経と深い関係があり、自律神経が乱れると大切な睡眠に悪い影響が出てしまいます。体や心の不調で悩まないように、自律神経を整えて良質な睡眠をとりましょう。
睡眠はなぜ大切?

睡眠は、私たちの体と心を健康に保つために欠かせない毎日の習慣です。心身が休息している状態を「睡眠」と言い、疲労回復や免疫力向上などの役割があります。
ぐっすりと眠れた翌朝に「疲れが取れてスッキリした〜!」と感じたことはありませんか?疲労回復は、最も実感しやすい睡眠のメリットですね。
眠っている間に働く自律神経は、副交感神経。この働きによって筋肉の緊張が和らぎ、脈拍や呼吸がゆっくりになって、体温や血圧が下がります。副交感神経の機能によって私たちの体は『休息状態』に入るんです。
睡眠によって疲れが取れるのは、ただ体が休んでいるからだけではありません。
睡眠中に体の中で分泌される成長ホルモンが、私たちの臓器や筋肉、靭帯、骨などのさまざまな組織の修復を促します。成長ホルモンは子どものときに働くイメージがありますが、大人にとっても大切なんですよ!
さらに、睡眠中の脳内では、老廃物のお掃除が行われています。特にノンレム睡眠中に脳から老廃物が排出されると言われているので、ぐっすりと深い眠りを取れるように工夫しましょう。
睡眠不足が続くと、体調を崩しやすくなると感じる人も多いかもしれません。睡眠は、免疫力の維持・向上にも大切な役割を果たします。
私自身もそうでしたが、他のことを優先し、睡眠時間が短くなることもあるはずです。しかし、失った睡眠時間は取り戻すことができません。また寝溜めも意味がありません。睡眠時間を疎かにして体のいたるところから警告メッセージが出ないように気をつけてください!
睡眠は「質と量」が大事!

睡眠のメリットを最大限に引き出すためには「睡眠時間の長さ」だけでなく「質の高い睡眠」も大切です。どちらも一緒に改善するのが理想的ですが、いっぺんにできない場合は「量」の改善から取り組んでみましょう!
自分に必要な睡眠時間を確保できるようになったら、次に「質」を良くしていくのがおすすめです。
適切な睡眠の「量」
皆さんは普段、何時間眠っていますか?
日本人の平均の睡眠時間は約7時間20分と言われています。これは欧米諸国の8時間半と比べると短く、先進国の中では最も短いんです。睡眠時間が6時間未満という人は約4割もいます。
睡眠は体のお掃除をする、 いわばスマホのメンテナンスのようなもの。睡眠時間が足りないと、老廃物のお掃除が十分に行われません。ここは大切な部分なので、もう少し詳しく説明しますね。
睡眠には「深いノンレム睡眠」と「浅いレム睡眠」という2種類の睡眠があり、一晩のうちに4〜6回交互に繰り返されます。この睡眠サイクルが適切な回数繰り返されるためには、ある程度の時間が必要です。
睡眠時間が短いと、睡眠サイクルの途中で目覚めることになり、体のメンテナンスが完了しません。昔の私のように4時間程度の睡眠時間ではとても足りないことがわかりますよね…。
最低限の睡眠サイクルを確保するためには、短くても「6時間」の睡眠時間を確保しましょう。
理想を言うなら8時間以上は寝てほしいです!ただし、最適な睡眠時間には個人差があるので、もっと長い時間寝た方が良い人もいます。例えば、水木しげるさんは12時間も寝ていたらしいですよ。色々実験してみて、自分に合った時間を見つけられるといいですね。
もともと夜型人間だった昔の私は、睡眠サイクルが十分に足りていませんでした。体のお掃除がしっかりできていないから、日中も眠気が取れず、疲れが溜まるばかり。昔の私のようにならないように、しっかりと睡眠時間を確保してくださいね!
なかなか眠れないときは、眠りを促すハーブティーや外国の通販で買えるメラトニンのサプリメントがおすすめです。
気になる方はひっそりご用意していますので、お声かけくださいね。
睡眠の「質」を良くする方法

質の高い睡眠とは、長時間寝ることだけではありません。最低6時間の睡眠時間を確保できるようになったら、次は「質」を高める方法を身につけましょう。
ところで「質の高い睡眠」にはどんな要素が必要だと思いますか?
答えはいくつかありますが、今回は3つのポイントに注目して改善方法をご紹介します。
- 寝つきが良い
- 中途覚醒しない
- 気持ちよく目覚める
寝つきをよくするためには、寝るまでのルーチンと寝室の環境が大切です。就寝の2〜3時間前に入浴し、1時間前にはスマホに触るのをやめてみましょう。入浴は副交感神経の働きを促して心身をリラックスさせ、スマホを避けることで交感神経の活発化を防げます。
「ベッドに入ってもなかなか寝付けない」と感じる場合は、寝室の環境が原因かもしれません。スムーズな入眠のポイントは『暗さ・静けさ・快適な室温』です。
暗すぎると不安を感じてしまう場合には、オレンジ色などの暖色系の明かりを小さく灯してみてください。
睡眠中の室温が適切に保たれていると、中途覚醒も防ぎやすいです。脳には22〜23℃が理想的と言われているので、エアコンを活用して室温を一定に保ち、乾燥が気になる場合は加湿器も使ってみてください。
朝、起きたときにしっかりと朝日を浴びれば、覚醒が促され、体内時計もリセットされます。朝日は幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促すため、日中も活動的に過ごせて、気分も安定しやすいですよ。
日中にストレスが溜まると、夜の過食の原因になります。昔の私は、自分に合わない仕事でストレスをためたうえ、夜遅くに帰宅してからこってりした食事をとっていました。睡眠中の胃に負担をかけるのも、睡眠の質を下げてしまうので注意しましょう。
自律神経が乱れると眠れなくなる⁈

「疲れているのに眠れない」「寝ても疲れが取れない」といった状態は、自律神経の乱れが影響してる場合が多いです。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。日中から夜になるにつれて、徐々に交感神経から副交感神経に切り替わり、眠りが促されます。
睡眠がうまく取れないときは、交感神経から副交感神経への切り替えがうまく行われていない可能性が高いです。
切り替えがうまくできないのは、睡眠時に体温が高いままで下がらなかったり、メラトニンの分泌が不足していたりする原因が考えられます。
体温が高い状態は、交感神経を優位にするため体が休まりません。メラトニンが不足すると、副交感神経がうまく働かなくなります。
このように自律神経が乱れると、ストレスホルモンが分泌されやすくなり、さらに睡眠に悪影響を及ぼします。ストレスホルモンが分泌されることで、ストレスから身を守るために運動機能が高まり、脳を覚醒状態に変えてしまうんです。
これが「眠れない」や「寝たのに眠い」といった感覚の原因です。
会社員だった頃の私は、完全に自律神経が乱れていたのだと思います。電車の中で寝ても疲れは取れないし、休日に寝溜めしても自律神経のバランスを回復させられません。毎日コツコツと、自律神経を整える睡眠習慣を実践してみてくださいね。
自律神経を整えて、良質な睡眠をとりましょう!
睡眠の大切さについてわかっていただけましたでしょうか?
体と心の健康を維持するためには「十分な睡眠時間」と「質の高い睡眠」が欠かせません。そして、正常な自律神経の働きも、良質な睡眠に大きく関係しています。
昔の私は、深夜に趣味を楽しむことに夢中で、実際に体を壊すまで睡眠の大切さに気づけませんでした。皆さんには、私のように体を壊す前に睡眠の大切さに気づいてほしい。
この記事を通して、皆さんの健康な生活につながる「睡眠の大切さ」について理解してもらえたら嬉しいです。
もし、今うまく眠れなくて困っているという方は、気軽にご相談くださいね!