雨の日に頭痛が出たら要注意!それ、気象病です。

こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊

雨の日になると、なんだか頭が重い、体がだるい気がする・・・そんな不調に悩まされていませんか?

体調が悪いうえに、洗濯物も乾きづらく、気分も落ち込みますよね。
実はそれ、「気のせい」ではなく気象病です。

いつも雨の日は体調が悪いと感じている方は、気象病の正体を知り、対策をしていきましょう。

この記事では、雨の日に感じる不調の原因や対策を、わかりやすくお伝えします。

頭痛でお悩みの方が、雨の日も笑顔になっていただけたら嬉しいです!

「なんとなく不調」は気のせいじゃない!気象病の正体とは?

気象病とは、「天候の変化によって自律神経が乱れ、様々な不調が身体に出る状態」のことです。

朝起きたときから頭が重く、気分もどんより。
だけど熱もないし、風邪でもなさそう…。

そんな「なんとなくの不調」に心あたりはありませんか?
「まさに私のことだ!」と思われた方も多いと思います。

雨の日に不調を感じるのは、天気の変化によって起こる「気象病」と呼ばれています。

雨の日や台風など、気圧が下がるタイミングで体に現れる不調は、自律神経のバランスが乱れているサイン!

ここでは気圧の変化による影響と合わせて、自律神経との関係についても詳しく解説します。
まずは気象病の正体を知り、元気に過ごせる日々を目指しましょう!

気圧の変化が体と心に影響する理由

お天気が悪い日は、誰しも気分が下がりますよね。
親の病院への付き添い、お子さんの送り迎え、雨の日はより一層大変ではないでしょうか。

気圧の変化は、気分低下だけでなく脳や神経に影響を与え、さまざまな体調不良を引き起こします。

気圧が下がると、自律神経の交感神経が過剰に反応!
すると血管が収縮し、ホルモンバランスが乱れ、私たちの心と体はストレスを感じます。

まずは、気圧の変化で気象病が起こるメカニズムをみてみましょう

1.気圧の変化を感じ取るのは「内耳」にある気圧センサー(前庭・三半規管)
└ 飛行機に乗ったときに耳が「キーン」とするのと同じ反応。

2.気圧が下がると、内耳が気圧の変化に過敏に反応
└ この刺激が脳に伝わり、自律神経に影響を及ぼす。

3.自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れる
└ 血流の悪化・ホルモン分泌の変化・内臓機能の低下を引き起こす。

このように、気象病は「内耳 → 自律神経 → 全身の反応」という流れで起こる仕組みがあります。

このメカニズムによって、私達の体はさまざまな不調が起きるのですね。

雨の日に頭痛がひどくなったり、気分が晴れないのは、実は誰にでも起こり得る自然な反応なのです。

「自分だけ?」と不安になる必要はありません。
そう気づくだけで、心が少し軽くなりますよ。

気象病ってどんな困りごとが現れる?

気象病は、単なる頭痛やめまいだけではありません。
体のだるさ、肩こり、関節痛、不眠、気分の落ち込みなど、悩みは人によってさまざまです。

気象病で現れる困りごとの例をいくつか紹介します。

  • 耳の閉塞感や耳鳴りがする(飛行機に乗ったときのような“つまる”感覚)
  • 首や背中の張りが強くなる(頭痛に伴う不調)
  • 関節や古傷が痛む(過去にケガした場所が、雨の前にズキズキする)
  • 吐き気や食欲不振(気圧変化が内臓の働きに影響する)
  • 気象変化のたびに体調への不安感が増す(天気予報が怖く感じる)

天気予報が怖いだなんて、周りにはなかなか理解されにくく、「私がおかしいのかな…」と自分を責めてしまう方も。

でも、それは体がSOSを出しているサイン。
ツラいときは家事や仕事は一休みして、のんびり過ごしてくださいね。

なぜ?気象病が40代以降の女性に多い理由

40代を過ぎると、自律神経が乱れやすくなり、気圧の影響がより出やすくなります。

さらに、ホルモンバランスが変化し、自律神経も乱れやすくなり体調は不安定に。

自律神経の乱れによって起こる困りごとには、「眠いのに眠りが浅くなる」「些細なことでのイライラ」「日常で動機や息切れが起きる」「ズキズキした頭痛がする」等、さまざまなことがあります。

このような体の変化に、心や体がついていかず、お悩みの方も多くおられます。
そこへ気圧の変動が重なることで、体が過剰に反応してしまうのです。

更年期の不調と気象病の症状が重なり、「何が原因かわからない」と一人で悩んでいる方も多いですよね。

「年のせいかな…」と落ち込まないでください。
気象病が関係している、という視点を持ってみると、少し気が楽になるかもしれません。

更年期についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
更年期に自律神経が乱れるのはナゼ?不調の原因と対策

気づいてる?毎日の暮らしの中にある気象病サイン!

ここまで読んで「自分は気象病なのかな?」と迷っていませんか?
ここでは毎日の暮らしで気象病だと気づくポイントをお伝えします。

雨の日や、台風が近づいてる時など、自分の体に起こる変化が、気象病だと気づくことは対策へ繋がる重要なポイントです。

それでは、一緒に詳しくみていきましょう。

雨の日が憂鬱・・・気持ちの落ち込みも気象病のサイン?

気圧の変化はホルモンへの影響もあるため、脳内のセロトニン分泌にも影響します。
セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質。

感情や精神面、睡眠など、人間の重要な機能を調節する役割を担っています。

「大好きな人を見ると幸せホルモンが出る!」というのは、このセロトニンのことなんです。

一方で、セロトニンが不足すると、気分が落ち込みやすくなるなど、精神的な不調が出やすくなります。

「天気のせいで気分が沈むこともあるんだ」と気づき、自分を責めないようにしましょう。

また、セロトニンは「日光を浴びる」「特定の栄養素を含んだ食事をする」「ときめく対象をみつける」など様々な方法で簡単に増やすことができます。

幸せホルモンのセロトニンを増やして、生き生きと過ごせると良いですね。

日光と健康の関係についてはこちらの記事を参考にしてください。
日照時間が不調の原因?秋冬の自律神経ケア方法

「心の疲れ」と「天気のせい」の意外な関係

天気が悪いときほど、心がずしんと重く感じる・・・

実は気象の変化がもたらす体のストレスと、日常生活での心のストレスが重なると、心の疲れがグンと増しやすくなります。

さらに気象病は、心の病気や不安に似た感情のゆらぎを引き起こすことも。

天候が悪く、太陽が見えない日に
「誰にも会いたくない」
「悲しくないのに涙が出る」
「何に対してもやる気が出せない」
と感じることもあるはずです。

これらが毎回起こる方は、気圧変動が引き金になっていることが多いです。

いつもは気にしていなかった気分の落ち込みが、天気の影響の可能性があります。
もしそのようなときは「これは気象のせいかも」と視点を変えてみてください。
心のモヤモヤが少し晴れてくるかもしれません。

朝スッキリ起きられないのは気圧のせいかも?

「ぐっすり寝たはずなのに、朝がつらい…」そんな日が続いていませんか?
気圧が下がると副交感神経が優位になり、体がおやすみモードのままに。

これが、気象病による朝のだるさや起きられない原因です。

「私のやる気が足りないのかな…」と自分を責めてしまう方も多いですが、そうではありません。
気圧の影響に、体が敏感に反応しているだけなのです。

さらに女性は低血圧傾向にあり、朝はより強くその傾向が現れます。
その上、気圧の変化でさらに血圧が下がることで、朝のだるさや目覚めの悪さに繋がることも。

朝スッキリ起きられないのは、気象病のサインかもしれません。

気象病に負けない!セルフケア3選!

低気圧や天気の変化に振り回される日々。
でも、ちょっとした工夫で、体と心を守ることができます。

大切なのは「自分を整える力」を育てること。

ここでは、整体的な視点からおすすめしたい、気象病対策のセルフケアを3つご紹介します。

どれも日常に取り入れやすいものばかりなので、無理なく少しずつ始めてみてくださいね。

自律神経がポイント!気圧の変化に負けない体づくり

自律神経は、体調のバランスを保つスイッチのようなもの。
これが乱れると、気象病の困りごとも強く出てしまいます。

自律神経を整えるカギは、日々のちょっとした動きにあります。

  • 「寝る前に深呼吸を3回する」
  • 「肩を大きく回す」
  • 「背伸びをゆっくりする」

なんと、これだけでも自律神経は整いやすくなるのです。
「なんとなく不調」に振り回されない体づくりは、まず呼吸と姿勢から。

小さなリセット習慣を、ぜひ試してみてください。

次に、リビングやキッチンで簡単にできる、自律神経が整うストレッチをご紹介しますね。

体幹を伸ばすストレッチ
(動作はゆっくり、呼吸を深く意識しながら行う)

  1. 両足を肩幅に開いて立つ
  2. 両腕を上げて右手の先を左手でつかむ
  3. 息を吐きながら上体を左に倒し、右の体側を伸ばす
  4. 息を吸いながら元に戻し、反対側も同様に行う

体側の筋肉を伸ばすことで血流が促進されます。
されに、腸への刺激も与えられ、自律神経のバランスが整いやすくなり一石二鳥。

無理のない範囲でゆっくりやってみてくださいね。

「頭痛・肩こり」に効く整体的アプローチ

気象病による頭痛や肩こりには、耳まわりや首・肩・背中をゆるめることがポイントです。

これらの部位には自律神経が集中しており、緊張をほぐすことで血流の改善が期待できます。

セルフケアとして、耳たぶを優しく引っぱって回すだけでもリラックス感がありますよ。

自分でケアするのが難しいと感じる方は、整体院に相談するのがオススメです。

整体院では以下のような施術を行い悩みを軽減していきます。

  • 耳まわりのマッサージ(内耳の気圧センサーを整える)
  • 背中の深部筋肉へのアプローチ
  • 首・肩の筋膜リリース(筋肉を包む筋膜の癒着や緊張を剥がし、柔軟性を高めるケア)

自宅でのやり方がわからないときは、気軽に整体師を頼ってくださいね。

気象日記で体調管理

「なんとなく不調」の原因を探るのに役立つのが“気象日記”です。
気圧や天気と体調を一緒に記録することで、自分の不調パターンが見えてきます。

簡単にメモするだけでOKです。
以下を参考にしてみてください

気象日記の記録例

日付天気気圧体調メモ
5/12曇り1002hPa頭痛・だるさあり
5/13晴れ1015hPa体調良好
5/14997hPa肩こりと眠気強い

さらに無料アプリも利用すると、もっと便利です。

気象日記に役立つ無料アプリ

「原因がわからない不調」も、記録していくうちに「自分は、この天気のときに体調を崩しやすい」という傾向が見えてきます。

日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。


【まとめ】 雨の日もスマイル!自分の体調をコントロールしよう!

天気が悪い時に体調がすぐれないのは気象病のかもしれません。

気圧の変化によって

  • 気分が落ち込む
  • 頭痛やだるさがある
  • 寝起きがスッキリしない

など様々な不調が現れることもあります。

お天気が悪くなるたびに、体調不良になるのはとてもツラいこと。
誰にでも起こる気象病ですが、自分のリズムを知ることで、対策のコツが掴めてきます。

ストレッチなどして身体の状態を良くし、記録をつけることで対応ができる場合もあります。
もし難しいときは専門家に相談しましょう。

ゆるりでも、気象病や自律神経などのお悩みを受け付けております。
お気軽にゆるりに『LINE』でご相談ください。

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