こんにちは!アトピー地獄から生還した女性整体師、なぎです😊
本格的に寒い日が続くようになり、いつも以上に体に負担がかかっていると感じませんか?実はそれ、自律神経の乱れによる「寒暖差疲労」かもしれません。寒暖差疲労は「冬バテ」とも呼ばれ、放置すると日常生活にも支障をきたす可能性があります。
この記事では、冬特有の寒暖差疲労のメカニズムや症状、予防方法について詳しく解説します。冬に感じる不調の大きな原因は、自律神経の乱れです。自律神経を整えて、寒い冬でも元気に過ごせる体づくりを目指しましょう。
冬に感じる疲労の正体とは?

冬に入ると「なんとなく疲れが取れない」「体がだるい」と感じる人が増えます。この疲労感の原因には、寒暖差が大きく関係しているんです。「冬バテ」とも言われる寒暖差疲労の基礎知識と症状についてご紹介します。
「冬バテ」って何?
「冬バテ」とは、気温の寒暖差によって心身の調子が乱れ、疲労がたまりやすくなる状態を指します。冬バテの大きな原因の一つは、自律神経の乱れ。
自律神経は、体温や心拍数、呼吸、消化機能などを無意識のうちにコントロールする重要な神経です。活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経がバランスよく切り替わることで、安定した状態を保っています。
気温差が激しいと、私たちの体は寒い環境に適応しようとして自律神経が過剰に働きます。すると、徐々に交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、体調不良や疲れやすさを引き起こすのです。
冬特有の疲れのメカニズム

冬の寒い環境では、体温を暖かく保つために血管を収縮させたり、筋肉を緊張させたりします。血管や筋肉などの調整は、主に自律神経が担っており、特に交感神経が頻繁に働きます。交感神経の働きが過剰になると自律神経が乱れ、体がだるく感じるようになるのです。
激しい気温の変化や室内外の温度差は、私たちの体に大きなストレスを与えます。特に1日の寒暖差が激しい日は、体温調節に多くのエネルギーを使うため、疲れが蓄積しやすくなります。加えて、日照時間が短い冬はセロトニンやビタミンDが不足し、脳の機能が低下しやすくなることも疲労感の一因です。
寒暖差疲労の主な症状
寒暖差疲労は、気温や室内外の温度差が大きい環境で自律神経が乱れることで引き起こされます。主な症状は、以下のとおりです。
- 体のだるさや疲労感
気温の変化に対応しようと自律神経が過剰に働くため、体全体が疲れやすくなります。特に朝起きたときに疲れが残っていると感じることが多いです。 - 手足の冷えやほてり
寒暖差が激しい環境では体温調節がうまくいかず、血行不良を引き起こします。手足は冷えているのに、顔や頭がほてるような感覚を覚えることもあります。 - 頭痛や肩こり
気温差によるストレスで筋肉が緊張しやすくなるため、肩こりや頭痛が起こりやすくなります。冷えによる血行不良も頭痛や肩こりを悪化させる要因です。 - 集中力や気分の低下
寒さや日照時間の減少が脳の働きに影響を与え、集中力が続かなかったり、気分が落ち込んだりすることがあります。 - 睡眠トラブル
自律神経の乱れやセロトニン不足によって、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったりします。
これらの症状は、別々の原因によるものに思えるかもしれませんが、寒暖差による自律神経の乱れが根本原因の場合が多いです。
寒暖差疲労を引き起こす3つの要因

寒暖差疲労は、寒い季節に特有の環境要因によって引き起こされます。特に冬は、自律神経に大きな負担をかける要素が重なりやすい時期です。寒暖差疲労につながる主な要因について詳しく見ていきましょう。
1日の気温差や室内外の温度差
寒暖差疲労の大きな原因の一つが、1日の気温差や室内外の温度差です。1日の温度差が7℃以上あるときに、寒暖差疲労が起こりやすいとされています。急な温度の変化に対応するために、交感神経が過剰に働くことで自律神経のバランスが乱れ、寒暖差疲労につながります。
屋外と屋内といったわかりやすい温度差はもちろん、暖かいリビングから廊下に出たときや、お風呂から上がって脱衣所に出たときなど見落としがちな場所にも注意が必要です。
暖かい場所から急に冷気にさらされると、血管が急激に収縮・拡張を繰り返します。体温調整のために体が多くのエネルギーを消耗することで、疲れを感じやすくなるのです。
日照時間の減少によるセロトニン不足

日照時間が短くなる冬は、セロトニンの不足が寒暖差疲労を引き起こすことがあります。セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれており、太陽の光を浴びることで合成される神経伝達物質です。脳内で感情やストレス、睡眠リズムなどを調整してくれており、不足すると、疲労感やイライラなどを感じやすくなります。
さらに、セロトニンの不足は自律神経の働きを乱れさせる原因の一つです。日照時間の減少によってセロトニンが不足すると、自律神経が乱れやすくなり、寒暖差への適応能力が低下します。その結果、体温調節がうまくいかず、疲労を感じやすくなるのです。
自律神経の乱れによる脳機能の低下
寒暖差や日照時間の減少が続く冬は、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れは、体調だけでなく脳の働きにも影響を与えることを知っていますか?
自律神経は、心拍や血圧、体温調節などを管理するだけでなく、脳の血流やホルモン分泌にも深く関わっています。自律神経が乱れると、脳への酸素や栄養の供給が滞り、脳機能が低下しやすくなるのです。
集中力が続かなかったり、気分が落ち込みやすくなったりするのは、自律神経が乱れることで脳機能が低下しているからかもしれません。睡眠の質の低下にもつながり、さらに自律神経が乱れる悪循環にも注意が必要です。
冬の寒暖差疲労を予防&回復する方法

冬の寒暖差疲労で悩まないように、自律神経を整える習慣を意識しましょう。すでに疲れやすさを感じている方も、できるものから取り入れてみてください。
体を温める食材をとる
寒暖差疲労を防ぐには、血行を促進し、代謝を高める食材を取り入れましょう。ショウガやニンニク、ネギなどの香味野菜は、血流を良くし、体をポカポカと温める働きがあります。かぼちゃやさつまいもなどの根菜類も、体を温める作用が強い食材として知られています。
さらに、疲れにくい体を作るためにはタンパク質やビタミンD、ビタミンB6を積極的にとりましょう。タンパク質は代謝を助け、体温の維持に役立ちます。ビタミンB6と一緒にとることで、冬バテの予防にもつながります。ビタミンDは、セロトニン不足を補い、免疫機能や気分を安定させるのに効果的です。
蒸気温熱で体を温める

体を外側から温めるには、蒸気温熱を活用するのがおすすめです。蒸気温熱とは、蒸気の熱を利用して体の表面だけでなく深部までじんわりと温める方法で、冷えた体を効率よく温めます。
特に首や肩、腰などの血行が滞りやすい部位に蒸気温熱をあてましょう。血液やリンパが流れやすくなり、自律神経の緊張を緩め、寒暖差による疲労感を軽減しやすくなります。筋肉の緊張を和らげる作用もあるため、肩こりや腰痛の緩和にもつながります。
蒸気温熱を取り入れるときは、蒸しタオルや使い捨ての蒸気温熱シートが手軽で便利です。蒸しタオルを作る際は、ぬらしたタオルを電子レンジで温め、適温になったら首や肩にあてましょう。
運動と睡眠で自律神経を整える
適度な運動と質の良い睡眠は、自律神経の働きを整え、寒暖差による体への負担を軽減する効果が期待できます。ウォーキングやストレッチなどの軽い有酸素運動は、血行促進と体温調節機能の向上に効果的です。運動にはストレスを軽減し、リラックスを促すメリットもあります。
質の良い睡眠をとるためには、就寝前のスマホやテレビを控え、リラックスできる環境を整えましょう。寝る前に軽いストレッチや深呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、スムーズに眠りにつきやすくなります。
【まとめ】自律神経を整えて寒暖差に負けない体に!

冬の寒暖差疲労は、気温差や日照時間の減少による自律神経の乱れが大きな原因です。疲れによって心身の不調を起こさないためには、自律神経を整える習慣を大切にしましょう。
体を温める食材を積極的にとったり、蒸気温熱や運動、質の良い睡眠を意識したりすると、自律神経が整い、疲労を軽減できます。日常に小さな工夫を取り入れ、寒暖差に負けない元気な体を目指しましょう!
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